2017年

11月

28日

静岡からのお便り

emiです。

今年で10年目(!)の音と絵本のお話会、それぞれ事情があり、お別れしなければならなかったメンバーもいます。お引越しで会を去られたNさん、今は静岡にいらっしゃいます。そして、今年、静岡で音と絵本のお話会を立ち上げられたとのこと!!とてもうれしいお便りが届いたので、ご紹介したいと思います。

 

音と絵本のお話会 静岡、始まりました!

今年2月、息子の通うこども園のママ友たちと、私にとっては約6年ぶりの「音と絵本のお話会」でした。絵本の好きなひと、楽器が得意なひと、とにかく子どもの喜ぶ顔が見たいひとたちが集まって『三びきのこぶた』を読み聞かせしました。お話と一緒にBGMや効果音が聴こえると、ぱっと音のする方を向く子どもたちの表情、おもしろい音に噴き出す笑い声、次は何が起こるのだろうと期待いっぱいの真剣な眼差し、自分のお母さんから目が離せない子ども…。身近に感じるお話の世界を、その機会をもっと作ってあげたいと強く感じたのも、久々でした。

そして、9月。こども園から一歩踏み出し、こども園の近くにある安東児童館にて音と絵本のお話会を開きました。当日は子どもたちと一緒にお父さん、お母さん、こども園の先生方なとみんなで100人近くの方々が聴きにきてくださいました。子どもは乳児から小学生までと幅広い年齢層でしたが、お話を三つ、みんなが楽しんで聴いてくれて、私たちメンバーにとってもそんな時間を共有できてうれしいひとときとなりました。

秋は行事が多く、10月にもこども園でお話会をしました。『はじめてのおつかい』を読んだので、主人公のみいちゃんになったつもりで、みんなにも
「ぎゅうにゅうください」
と、大きな声で言ってもらいました。お話を聴くのも、みいちゃんになりきるのも、なにもかもに一生懸命な子どもたちが無邪気でとても愛おしく感じました。

次のお話会は2月のこども園。静岡でも音と絵本のお話会を盛り上げていきます!
またお便りしますね。

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2017年

10月

24日

保育園や児童館企画がアツい

emiです。

 

毎年、秋から冬にかけて、小学校公演が忙しいのですが、今年度は保育園、児童館での出番も増えています!

 

おそらくそのきっかけの1つとなったのは、今年度のはじめに「Lauらう」という名古屋市内の私立保育園を通じて配布されているフリーペーパーに紹介されたこと。絵本の読み聞かせやお話会が特集されている号に載せていただきました。特に宣伝の場を持たないわたしたちにとってこういう機会は本当に大切です。

 

そしてもう1つ。毎年数回、千種児童館で公演をさせていただいていますが、この夏、特別企画として千種文化小劇場で公演させていただきました。ここがとても素敵なんです。舞台をグルっと客席で取り囲む円形舞台。規模は小さいけど、ギリシャのコロッセオをイメージしてください、そんな感じです。既に学校などは夏休みに入っている8月1日の公演だったので、普段は平日午前中の児童館には遊びに来れない少し大きな子供たちもたくさん遊びに来てくれました!お客様の数は188人!舞台に立つ側もいつもよりたくさん、スペシャルゲスト「お世話好き★さよちゃん」と「作曲家★ひまちゃん」も参加、見る側も演じる側も元気になる内容で楽しい時間を過ごしました。

 

そして迎えた2学期、今までお付き合いのなかった保育園から依頼がありましたぁ!保育園や児童館へもどんどん出かけますよ。そんな中、本当にあったウソのようなエピソードを1つご披露させていただきます。

10月のある雨降りの日、音と絵本のお話会は公演のため「とだがわこどもランド」へ出かけました。公演を終わらせて荷物を搬入時、遠足に来ているある保育園の子供たちと先生に遭遇、せっかくの遠足なのに雨で外で出られないと知り、急遽、その子たちにもう1公演。この日私はメンバーではなかったのですが、仲間の粋な行動にちょっと感動しました。

 

次のサプライズ公演はいつかしら?

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2017年

10月

09日

楽しい仲間ばかり

emiです。久しぶりの書き込みになってしまいました。

音と絵本のお話会、どんどん仲間をふやしながら楽しく、元気に、何よりも意欲的(!)に活動しています。

どんどん増えているの?そうなんです。現在お話会のメンバーは15人ほど、この中の1/3以上は去年以降に仲間に入ってくださった方たちなんです。ビックリでしょ!

わたしたちの活動は言葉で伝えてもなかなか分かりづらい内容です。なので興味を持って下さった方には、まずは練習の見学に来ていただきます。そのときに実際の公演の雰囲気を伝えます。見学者がいると、練習にも力が入り一石二鳥。そしてこちらも見学者の反応を伺い様子をみます。これはいけるぞ!と思えば熱心に誘います。ボランティアとはいえ、活動日も多いし練習も必要、本番は真剣に子供たちと向き合いエネルギーのいる内容です。それが続けられるのはメンバーがお話会が大好きでだから、モットーは楽しく無理なく。みんなで力を合わせて大切に成長させてきた「音と絵本のお話会」、一緒に大好きになってね、という気持ちで口説きます。

そんな中、新しく入会されたみなさま、それぞれ個性があって魅力的な人ばかりです。個人情報になってしまうのでここで詳しく述べるわけにはいかないのですが、人生経験豊富な新メンバーが多く、お話会がより豊かになってきました。昨年度から入った仲間はこの秋から積極的に小学校公演に入っています。だから、お話会もますますパワーアップしているはず⁉楽しみにしていてください。

 

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2016年

10月

27日

感謝の気持ちでいっぱいです。

こんにちは、emiです。

私事ですが、、  今週祖母が亡くなりました。

102歳!大往生です。

少し前から弱っていたので、お別れをする機会が十分にあり、本人も特にやり残したことはなかったと思います。寂しいけれど、穏やかな気持ちで送り出すことができました。

 

いろいろと考えるなか、私が今、お話会で活動しているのは、おばあちゃまのお蔭だなとふと思いました。

祖母は買い物が大好きな人で、私もよくプレゼントをいただきました。私が小さいころはデパートの隣に住んでいて、おそらく店員さんとも仲良しだったのでしょう。おばあちゃまから届くおもちゃは、その時一番ほしい最新のものでした。発売したばかりのゲームウォッチをくれたのもおばあちゃまでした(年齢がバレますね!)。中学生になると、一緒に洋服を買いに行くようになりました。ちょっと背伸びのファッションに合うブーツを買ってもらったこともあります。

どの贈り物も素敵な思い出ですが、一番心に残るのは、私に子供が生まれてから入会してくれた、童話館ブッククラブです。これは、毎月、その年齢に合った絵本が2冊届くという配本サービスです。郵便局などにチラシがおいてあるので、ご存じの方も多いかと思います。書店に行くと、しかけ本やキャラクター本、目を引く華やかな絵本がたくさんありますが、それとは異なりちょっと地味だけど味のある本が多いです。長男が3歳くらいのときから中学生まで、約10年間、毎月2冊、200冊以上!自画自賛になってしまいますが、魅力的な本が自然とたまっていくので、子供たちへの読み聞かせ、かなり頑張りました。映画などでは、ママやパパが本を読み聞かせているうちに子供が寝てしまうというシーンがありますが、うちの子たちはお話の途中で寝ることなどほとんどなく、毎晩、しっかりと数冊読んでいました。そのおかげで、私はたくさんの絵本を知り、読み聞かせが好きになりました。

子供たちの成長とともに自分の子供と一緒に本をめくることはなくなりましたが、音と絵本のお話会に入り、今も現役で読み聞かせをしています。会に入るとき、「絵本が好きなのね」と言われて、素直にうなずけたのは、祖母が送ってくれたたくさんの絵本のおかげです。

 

明日は幼稚園で公演があります。小さい子企画では絶対に外せない紙芝居、「おおきくおおきくおおきくなあれ」。これ、童話館ブッククラブから送られてきたものの一つです。

明日からは、おばあちゃま、今までたくさんにありがとう、と感謝の気持ちを込めて、これをやりたいと思います。

 

 

 

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2016年

6月

22日

私と同じ3年生

こんにちは、久しぶりの書き込みになってしまいました。

音と絵本のお話会、本年度もみんな楽しく、元気に活動しています。

 

昨年度末は引っ越しを理由に抜けてしまう主力メンバーが2人もあり、とても寂しい思いをしましたが、とにかく前向きなわたしたち、3月にはSさん、Mちゃんを盛大に送り出し、5月に新しい仲間を5人増やし、次のステップを踏み始めました。新人さん5人、それぞれ個性があり、お話会がますます魅力的な会になること間違いなしなのですが、彼(!)彼女たちについては、またの機会に書きたいと思います。

 

そんな私も決してお話会の中では長老ではなく、まだ3年生です。3年前、楽器隊の補充要員として、ピアノ担当が2人入会、その1人が私です。そして、そのとき、持ち運び用鍵盤楽器として、シンセサイザーがお話会の仲間入りをしました。それまでは、会場にピアノがない場合、ピアノと同じ鍵盤数(88鍵)の電子ピアノを運んでいました。これが重い重い。そこで、思い切って持ち運びに適した今のシンセサイザーに楽器をかえてしまいました。鍵盤数は49鍵、重さ3.8kg、とても身軽になりました。ボタンやダイヤルがいっぱいついていて、ピアノしか知らない私には手強い相手ですが、期待以上に楽しいお付き合いをしています。今ではピアノがある会場に行く際も必ず連れていきます。

シンセサイザーは、いろいろな楽器の音を奏でます。ブラスバンドやオーケストラなどでおなじみの管楽器、弦楽器、打楽器のみでなく、民族楽器の音も豊富です。それにシンセ独特の電子音の数々が加わります。また、効果音、リズム、自動演奏などの機能があり、さわればされるほど発見がある楽器です。万能なシンセサイザー君なのですが、とにかくボタンやダイヤルだらけで、私のつたない腕ではまだ使いこなせてはいません。「ここで場面切り替えするには、あの音!」と思っても、その音にたどりつけない時があります。メンバーのアイディアでたくさんのシールを貼り、かなり使いやすくなりました。あとは練習かな?付き合いも3年目、私と同じお話会3年生、今年度、ますます仲良くなれたらと思います。

 

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2016年

3月

07日

もう一つの『ごんぎつね』

3月3日の桃の節句、お話し会のメンバー4人で名進研小学校の岩下修先生を尋ねました。岩下先生は国語の先生で、教師として子供たちへ授業をしながら、各地の小中学校、研修会などで模擬授業、講話などを行っていらっしゃる方です。

 

新見南吉の『ごんぎつね』、日本人であれば誰もが一度は読んだことのなるお話ですよね。現在は小学校4年生の国語の教科書にのっていて、音と絵本のお話し会でも人気演目の一つです。先月小学校でこの『ごんぎつね』を公演した際、「どうせならば岩下先生の『ごんぎつね』を朗読すればいいのに」というご指摘がありました。私たちは本に書いてある通りにそのまま読むということを基本としています。『ごんぎつね』も教科書にある通りに読んでいました。ところが、岩下先生にお会いして、大きな発見がありました。

実は教科書の『ごんぎつね』は南吉が書いたオリジナルでなく、1932年に「赤い鳥」に掲載された際に添削が入ったものであるらしいのです。南吉の『ごんぎつね』の研究をされ、オリジナル版をまとめられたのが岩下先生です。では、教科書のものにはどのような添削が入っているのか?岩下先生は特に大切な違いを10点挙げて、説明して下さいました。私が一番興味深く感じたのは、さいごにごんが兵十に撃たれたあとの描写です。教科書には「ごんは、ぐったり目をつぶったまま、うなずきました。」とあります。南吉オリジナルは「ごんは、ぐったりなったまま、うれしくなりました。」です。エンディングの心情が全く変わってくるではありませんか!

南吉オリジナル『ごんぎつね』を手に入れた私たち、これからじっくりと読み込む予定です。来年度は希望があれば、教科書のものでなく、こちらを公演することも可能かしら?夢は膨らみます。

 

岩下先生、どうもありがとうございました。

 

 

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2016年

2月

16日

今年度も大詰め

こんにちは、 emiです。

 

2月も中旬に入り、年度末が近づいてきました。そして、私個人は明日が今年度最後の小学校での公演になります。 今年も楽しかったなぁ。

私はもともと音楽を担当してますが、最近は朗読もさせていただいています。

お話に音をつけるのはとても楽しい作業で、「ここで盛り上げよう」とか「ここは静かに聴かせよう」という思いがピッタリお話にはまると、自分でもぞくぞくすることがあります。それでもこの会で音は脇役、お話の邪魔をしないのが鉄則です。

朗読をする側になると、景色はガラッと変わります。まず、子供たちからの視線がすごい!セリフの部分は役になりきって声を出そうするので、普段とは全く違う声も出します。それをじっと見つめてくる子供たち。ちょっと恥ずかしいけど、真剣にお話の世界に入っているからと信じて、こちらも本気で読みます。そのときにできる一体感がとても心地良いのです。

 

ところで、もうすぐこの会のとても大切な人が卒業してしまいます。

音と絵本のお話会創始者であり、私たちを束ねまとめていたリーダーが今年度で名古屋を離れます。

常に前向きに楽しく向上心を持って取り組む会であり続けたのはこのリーダーのおかげです。

この1年、大事な人を失っても素敵な活動が続けられるようにメンバー全員でこれまで以上に練習に励み、新しいことにチャレンジしながら頑張ってきました。

寂しくて寂しくて「いなくならないで」と言いたい気持ちでいっぱいですが、残っているメンバーみんながリーダーの考えを引き継ぎ、来年度も積極的に活動していきます。

よろしくお願いします!

 

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2015年

10月

06日

音と絵本のお話会、ちびっこ企画も大人気

こんにちは。shibuです。


今日は千種児童館で、人気企画の未就学児対象のお話会を行いました。

毎回100人超の親子で賑わうお話会です。


私たち音と絵本のメンバーはみな、子育てを通して若いママたちのいろいろな苦労を体験してきました。だから、「自分が小さい子のお母さんだったら、こんななごむ場がほしいな」というお話会を目指して企画しています。

かわいい子どもたちと一緒に、ゆったりした気持ちで過ごせる場所。

無理しないでだら~んと座っていられる場所。

そして、生演奏や朗読の、生きた音の響きに包まれる場所。

 

ママたちの心をあったかく包めたらいいな、と次回も工夫していきますよ。


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2015年

9月

18日

読書重視の傾向

2015年、二学期三学期は私たちの活動がピークを迎えます。

あっというまにHPの修正もせずに二学期になってしまっていました。ご覧頂いた先生方、申し訳ございません。


今年度は1学期にスミセイおはなしひろばを引き受けたこともあり、オフシーズンなしの常に繁忙期を過ごしております。そのおかげで、メンバーの技術は飛躍的に向上、練習で使っている「外郎売り」も全員ほぼ噛むことなく読みとおせるようになりました。毎日の努力の積み重ねで何歳になっても向上できる、と身を持って体験しております。


今年度、小学校で特に感じているのが「読書重視」の傾向です。


高校・大学受験でも全ての教科で読解力が求められる傾向が年々強くなっています。

音と絵本のお話会でも、本を好きになるだけでなくお子様たちの読解力があがってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

そのためにも、さまざまな工夫をしています。


まずはお話をリアルに感じてもらう。そしてその世界を想像してもらう。本の世界を疑似体験することで、いろいろな人生を学び、たくさんの考え方を知り、心の引き出しを増やしていく。


そのためにも、徹底的にそのお話の世界に入り込んで、知らない世界を本気で体験してもらいたいのです。


小学校での公演では、音楽やセリフ読みでたっぷりお話の世界に浸ってもらい、笑ったり泣いたりしたあとに「実は、今この本に書いてあるとおりに読んだだけなんですよ。みんなも同じように自分でお話の世界を作ることができますよ」と話します。すると、お子様たちの瞳がどの子も自信たっぷりになるんです。やってみよう、やれる、と思ってくれているんですね。これこそが私たちの目指すところです。


本の楽しみ方の一つとして、このようにひとつのお話のなかに徹底的に入り込んでみるのを、小学生のお子様たちには特におすすめします。どんな易しい絵本でもいいと思います。

ひとたびお話の世界に入り込めば、子どもたちの瞳が輝きます。そんな表情を目安に、これからもお子様たちの心を、嬉しさ悲しさの波で揺さぶっていく一時間をお届けしたいと思っています。


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2015年

6月

01日

2015年、おもしろすぎてやばい!企画ができあがりました。お楽しみに!

昨年度更新したブログがなぜか消えてしまいました…

ので、久しぶりの更新ですが、今年は本当にたくさんのご依頼をありがとうございました。私たちが真剣にお話の世界を作っていく姿を皆様にも伝えることができたかな、と嬉しく思っています。

今年はいろんな特技を持つ面白いメンバーが増えたので、最高に楽しいライブな一時間をお届け出来ると思います。一学期はハイペースで朗読の特訓を行っていますが、メンバーのみんなが面白がってついてきてくれているので、どんどん技術も向上しています。お能あり、笑いあり、クラシックあり、歌あり。作品の世界に近い表現を探って、ジャンルにとらわれずベストな表現を追求していきます。ご期待下さい!


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2013年

10月

30日

名古屋市科学館 プラネタリウム

昨日、お話会の仲間と5人(+1人はおひる参加)で憧れのプラネタリウムに行ってきました。

2013年10月末現在のチケットの取り方。人気スポットなので、平日の小雨が降る天気なのに受付開始時間には午前の回は売り切れでした。ちなみに午後の回なら余裕ありでした。

まず、9時目指して並びます。昨日は9時で20人程度でした。定員200名ほどだそうです。

9時50分の回は小学生団体用なので、朝イチで見られるのは11:10、このチケットをとります。

9時半から受け付け開始、「20番だから大丈夫だろう」と思っていたら。みなさん複数枚買われるのであっという間に残席が減っていきます。どきどき。購入はできましたが、9時半の受付時間にいっても売り切れです。9時15分だったら…どうだろう、ぎりぎりかなあ。

でも、以前よりはずいぶん取りやすくなっているそうです。


 

昨日見た内容は、「星の明るさの違いや波の音など不揃いなものの心地よさ」を取り上げたテーマでした。これが大人の私にはとても面白かった!

グラフで分析した「1/Fゆらぎ」の説明から、星の明るさを音に置き換え、オルゴールに。

するとまさにヒーリングミュージック~、不揃いなゆらぎが心地よいことを実際に感じてきました。


 

昔、知り合いの芸大生のクラスメイトに「口に墨を含んで五線紙に向かってはき、それを音符にしている」という人がいると聞きました。その方はいまでも活動されているのでしょうか…当時は理解できませんでしたが、まさに1/Fゆらぎだったんですね。天才~。どんな音楽だったんだろう…。

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2013年

10月

22日

新美南吉作品

すっかりブログご無沙汰、もう10月になってしまいましたが、今年も元気に活動しております。秋からは忙しい月だと休みが3日しかない、という昨年以上にハードな、でも楽しい毎日です。みなさま、応援してくださって本当にありがとうございます。

今年は新美南吉生誕100年です。
5月に、音と絵本のお話会のメンバーで半田市に遊びに行ってきました。ブログに載せるつもりで撮りためた写真、10月になってようやくアップする事態に…。


 

まず駅にこんな看板が出ていました。街のキャラクターが「ごんぎつね」って強いですね。

日本中の小学生が、習っていなくても一度は耳にしたことのある名前だとおもいます。まさに超有名キャラですよね。この知名度を生かしてゆるキャラに負けずに表に出ていってほしい、と一瞬思ったけれど、お話の結末が悲しいから難しいのかな…

ほかに街キャラ候補としては…「手ぶくろをかいに」のきつねとかどうだろう?可愛いキツネのお話なんだけど…名前がないのが「南吉さん!惜しい!」です。

新美南吉さんの作品は、悲しみや反省、とまどい、無常などの感情がたくさん盛り込まれているので、「暗い!」とおっしゃる方がけっこう多いのですが、ポジティブに日本人的な感覚だと捉えると、「すうっと心に沁みるいい作品が多いですよ」、と大人の方にぜひお勧めしたいです。

深い内容の作品も、生き物が語ると優しく染み渡るなあと、読み込むほどに感心しています。


 


 


 


 

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2012年

12月

10日

12月はとびきり楽しいお話会です

12月は連日、どこかの小学校でお話会を行っています。私たちとの一時間がどの子にもとても楽しいひとときになるようにと願っています。

ほかのクラスのお友達がそろうまでの間は、ピアノのともちゃんがクリスマスソングをいろいろと演奏してくれます。みんなで歌って待っている時間も楽しいものですね。お話が終わってからのお帰りの曲はジングルベル。バイオリンとスレイベルも加わります。

 あのスレイベルはけっこう奮発しました(5000円)。使ってみて、金属系の楽器の音色は値段で差がつくんだ~と思います。個人で買ったので「たっか~」と、それは大切に扱っているのですが、訪れた小学校の音楽室にこの鈴が意外といくつもあったりします。買うと高いものの宝庫である音楽室、お子様たちには学校にそろっている楽器の価値をもっと知ってもらい、大切に扱いながら、でもどんどん触って、いろんな音色を体で感じてもらいたいものです。

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2012年

9月

05日

9月からがシーズンインです!

今日、二学期初の練習でした。みんな元気で、相変わらず仲良くて楽しい~雰囲気です。

明日から幼稚園での公演が続きます。今年は昨年以上に子どもたちに参加してもらいます。

「あ~めちゃくちゃ楽しかった」といってもらえるように、いろんな工夫をしていきます。楽しみにしてくださいね!!

 

今日はメンバーのことちんが、産んでまだ3ヶ月のベビちゃんと練習に来てくれました。といっても、明日の幼稚園公演に参加なのでしっかり練習ありでした。「この会は産休3ヶ月しかもらえないの?」とほかのメンバーからびびりコメント。もちろんご本人の希望ですが、慢性の人手不足なのでほんとに助かります。ことちんまた来てね。

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2012年

6月

11日

ギア・チェンジ、私たち本気です。

今年も、いくつか新しいお話を追加しました。

★「三まいのおふだ」

~朗読が実話を語る。ギア・セカンド~

光村2年下で「お話をきいて絵を書こう」というテーマで登場するので、

私たちも右の画像だけを子どもたちに見てもらい、頭の中に絵を描いてもらうことにしています。

本物のおふだを手に、迫真の朗読が昔話を「実話」のように語りだす、迫力のギアチェンジ。マジおもしろさ抜群です、ぜひぜひリクエストしてほしいです~。

 

★「セロ弾きのゴーシュ」

~バイオリンが、チェロに。ギア・サード~

実は私がバイオリン弾きなので「チェロがないから」扱わなかった題材。

メンバーの熱いリクエストで、この度「バイオリンの調弦を低くしてチェロ仕様に」という荒業で対応することにいたしました。ギア・チェンジの思い切りです。

これがなかなかいい音で。

 

正直こんな演奏、めったに聴くことはできませんよ。

調弦低くして演奏なんて普通やりませんから。

 

きっとやっちゃいけないんでしょうね、バイオリンのために。

 

でもね、今まで一度も他のバイオリンに浮気せずに30年以上も苦楽を共にしてきた、大切にしている愛器なんです。私にとってはまさにゴーイングメリー号。やっと今になって出せる音色がいくつもでてきました。もちろん、ぼろぼろになってもおばあさんになっても手放さないよ。1706年ドイツ製、300年以上も生きてきた古楽器だから、たまにはチェロに生まれ変わる気分もいいんじゃない?いい音してるからきっと喜んでいると思います♡

 

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2012年

4月

20日

24年度は「みんなで育てるアイドル」に……

すっかりゴブサタブログでした。

昨年度は依頼が多く、忙しく過ごしました。

 

この五年であまりに上達したため、呼んで下さる先生方から「今年は一段とうまくなった!!」と誉めていただくのがまたうれしい限りです。

「みんなで育てるアイドル」になったつもりで、今年度も期待を裏切らないようがんばります。

今年度はどのように育つ予定かというと……

4月 メンバーの半数が、「救命救急講習」を受けました。

いつどこでもAEDが使えて人命救助の手助けをするための第一歩を踏み出しました!

5月 強化練習 さらなる長編大作に挑みます。小学校の公演も始まります。

今年は俳句、詩なども積極的に取り入れて、私たちならではの大人気企画「リズムに乗せて、体や声をだして日本語を楽しむ」をバージョンアップしていきます。

 

6月からは忙しい一年間の始まりです。

 

私は3月のウィメンズマラソンに向けて、同時に体力づくりもしていきます。

鍛え上げた割れた腹筋で、お子様たちにパワフルな司会をおとどけしますヨ。

   

 

 

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2012年

1月

18日

三学期

三学期は毎年あっという間にすぎていきます。

今年は1,2月とも依頼でいっぱいなので、お休みがありません。

たくさんの子どもたちと素敵な時間を毎日過ごせるなんてホント幸せです。

 

ご依頼くださった先生方、ありがとうございます。

 

子どもたちのきらきらの目とすごい集中力で、私たちもテンションあげぽよ~!!

 

今日は

初雪のふる日

雪わたり

雪女

 

雪のお話連続で、とっても季節感のある一日でした。

これからお邪魔する学校の皆様、どうぞお楽しみにね!!

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2011年

11月

22日

シーズンインです

二学期で一番忙しいのが11月。秋の読書週間の時期で、学校行事も一段落だからでしょうか。ほぼ毎日、名古屋市内の小学校の授業にお邪魔しています。呼んでいただけてとてもうれしいです。本当にありがとうございます。

毎日の公演が生ライブなので、ハプニングもありますが、可愛いお子様たちから生き生きしたオーラを分けていただいて、私たちも若がえっています、ほんとに。

 

一番うれしい瞬間は、お話の中に私たちも子どもたちも、全員で引き込まれて、「空気が張り詰めて物音ひとつしない時間」が自然に生まれるときです。まるでみんなでお話の世界にワープしたみたいな雰囲気になりますよね。

お話を聞いて涙をながす人がいるときも、この会をやってよかったと思う瞬間です。素敵な作品の言葉の重みを、なんとか心の奥に届けることができたような気がして…どうぞ我慢せずに泣いてくださいね。きっと忘れられない宝物のようなお話になると思います。

 

絵本は、感情をいれずにたいらに読んでください、という方もいらっしゃいます。読書をするときは私もそうします。というか、ものすごく集中するのでどうしてもそうなっちゃいます。「想像力を働かせる」のにはまっさらな状態がベストですよね。

 

でも、そういう「真っ白な集中」って大人数だと難しいですよね。

だから「集中」だけに絞ってみました。

 

たくさんの子どもたちが一緒にお話を聞くとき、どの子にも集中してもらうにはどうしたらいいんだろう。

 

本の好きな子きらいな子、みんな一緒に絵本の中に入り込んで、リアルに感じる、感情豊かな読書をしてみよう。そう思ってやってみたら、違う形だけれどみんなで集中できる読み聞かせになりました。

そんなわけで、音と絵本のお話会は、その日の子どもたちの空気を感じながら、想像力たっぷりの世界を作っていく生きた朗読を行っています。まだ未体験の先生方はどうぞ、お声掛けください。2011年12月か2012年3月なら、若干空きがございます。

五人のお母さんたちが一つの絵本を心をこめて紹介する、絶妙のチームワークをどうぞご期待ください。

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2011年

9月

27日

80歳のマッスルばあちゃん

私は、運動するのが好きです。

今、とても楽しんでいるのは、下の4つ。

「ママ友とだらだらしゃべりっぱなしジョギング」

「お笑い仲間とロングウォーキング」

「娘と一緒にロングスイミング」

「お腹ぷるぷるフレンズと朝のカービーダンス2時間」すごいです、コレほんとに続いてます。樫木先生、ほんとうにありがとう!!

「ごろ寝するだけでやせる骨盤枕ダイエット」実はコレが一番好き。敬老の日のプレゼントにもしました。

 

これでやめておけばよかったんだけど。

調子に乗って瑞穂陸上競技場に走りに行き、ダッシュ4回ご機嫌で走って。

大腿筋右上あたりが肉離れになりました。とても大事な筋肉だったらしく、生活に支障が出ています。原因は、「体重が増えたのに同じペースで無理なダッシュをしたこと」体が重いってすごい負荷ですね。反省しました。

 

毎日、仲間にはナイショですが痛くないフリをして腰にゴムバンドを巻いてます。

正直、痛いです。早く治んないかな~。

傷めた部分への負荷が減るように、3キロダイエットをしております。

 

ときどき故障もしておりますが、続いている運動の中でも特にすきなのは水泳。

昔から目標にしている人がいるんです。

24年前、いっしょにプールに通っていた「80歳のマッスルばあちゃん」。

当時新入社員の私は、出社前に東京・神田のYWCAで朝6時から泳いでました。早朝スイムなんて、5人くらいしかいなかったから、いつも来ていたおばあちゃんと自然に仲良くなりました。40代かと思うくらいのぴちぴち筋肉ムキムキ、80歳と聞いてビックリ。小川町あたりでお肉屋さんをされてました。60歳で病気で寝たきりになってから始めた水泳でリハビリを続け、みごと体調が復帰したとか。一緒にマスターズ水泳大会にも参加しました。

お元気でしたらたぶん104歳くらいです。

 

もちろんきっとお元気で、水泳かお散歩でも楽しく続けていらっしゃることと願っています。

 

私も、そんなおばあちゃんになりたいと心に決めています。

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2011年

7月

07日

おどろき!進化しちゃったかも

今年もたくさんのお子様たちに楽しんでいただいている「音と絵本のお話会」。

さらなる進化を目指して、驚愕のトレーニングを取り入れました。

参加メンバーは全員ではありませんが、一週間にして驚きの進化が!!

 

本当にすごいんです。

私たち、朗読と音楽のグループなのに。

生き生きとしたオーラがさらにパワーアップ。

 

何かのネットの宣伝みたいですが、宣伝ではありません。

運動を始めました、 今人気の「カーヴィーダンス」。

 

一人じゃ続かないので「お腹プルプルチーム」で、二週間いっしょにやろうと。

 

けっこう忙しい人の集まりでもある私たちですが、一週間続いています。そう、ホントに効果があるから!!

 

水泳、ランニングを継続しており、かつてヨガ、エアロビ、バレエにも打ち込んだ私ですが、カーヴィーダンスは目に見えて腰に筋力がついていくのですごいと思いました。腰がしっかりすると姿勢も良くなり、動作もすばやくなる。このダンス、すばらしいです!!でも、毎日の継続が大事です。一人ではできない方って多いですよね。そんな方はぜひ。ママ友などお友達とやってみては?たのしいよ!

 

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2011年

5月

18日

愛知といえば潮干狩り

お食事中
お食事中

 

潮干狩りに行きました。愛知はあさりの名産地です。

今回は知多半島、乙方海岸

漁協のおじちゃんとすれ違ったので

「どの辺で大きいのがとれますか?」と聞いたら、

沖にはあまりいないよ。岸に近いあたり。」

 

これが大当たりでした

 

みんながこぞってほっている波打ち際に行きたいのをこらえて、

地味に陸よりの干潟を掘ると…でるわでるわ大アサリ。

昨年から忘れ去られた貝達でしょうか。

ふっくらと分厚く、模様が派手。木更津産の国産アサリですね。ここはいい稚貝をまいてますね。

 

白くてストライプの大きな貝もあり、「こんなの食べられないよ」と捨てたら、

後で調べたら赤貝、卸値で一個500円もするものでした。

 

ハマグリもありましたが、やはり知らずにバカガイと思って捨ててました。

バカガイも、実はおいしいらしいですね。春先でないとあたりやすくなるそうですが…

 

知らないって損ですね~。もっと予習が必要でした。

 

とにかく大粒が大量で、ご機嫌で帰りました。

この日のメニューは「アサリ1kgを使ったクラムチャウダー」「深川飯」「ボンゴレオイルタイプ」「アサリバター醤油蒸し」「アサリサラダ」、それでも残った貝たちは、砂抜きしたあと数回分に小分けして、冷凍しました。

 

 

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2011年

5月

11日

GW渋滞知らず旅行

松本城
松本城

GWに我が家は毎年長野方面に行きますが、運のいいことに高速の大渋滞にはまったことがありません。「名古屋発の旅行は意外とすいている」と感じています。名古屋に転勤の方には、こんなメリットがあるのですよ。

さて、昨年までGWは軽井沢に行っていたのですが、

今年は渋温泉。

 

渋滞知らずコース往路

5月4日7:00名古屋

→10:00長野・松本城(天守閣はすでに入場制限3時間待ち、入城は断念)

→14:00渋温泉

 

松本城、城好き我が家は「わー!本物だ!」と大興奮。

とにかくカッコイイです。粋です。強烈なオーラがあります。

 

渋温泉。温泉も大好きな家族ですが、いきなり「大好き温泉ベスト3」に入りました。「千と千尋の神隠し」の湯屋モデルになった金具屋という素敵な温泉宿や、温泉ザルで有名な地獄谷があったりします。我が家が泊まったのは「玉久旅館」、料理のおいしさ、旅館の雰囲気のよさや内湯が地獄谷からひかれていること、さらにお値段がお高くないことでリピーターが非常に多いそうです。我が家の子どもたちもすっかり気に入り「毎年ここに泊まりたい」と大人気でした。小さな宿ですが、「お帰りなさい」の安心オーラがたっぷりでていて、料理はどんな小さな一品も体に効きそうな味でした。さらに外湯めぐりも楽しかったけど、内湯がホントに効きました~。源泉100%、湯の花が舞いまくってました。

善光寺の参道にて
善光寺の参道にて

 

渋滞知らずコース帰路

5月5日9:00 渋温泉発

→10:00   善光寺(戒壇めぐりは120分待ちで断念)

     12:00   発

→16:00  名古屋

 

善光寺ではちょうど5月5日の花祭でした。たくさんの可愛いお稚児さんでにぎわっていましたが、そんなに混んでなかったので観光におススメです。写真は参道にあった、一本からいろんな色の花が咲く木です。何の木だったか忘れてしまいました、誰か教えてください…

 

 

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2011年

4月

20日

これぞ続けたくなるウォーキングコース

名古屋の山崎川は、すっかり葉桜です。

この春、お話会のメンバーはといえば、

体力自慢の猛者数名を選抜し、ウォーキングで体力向上をはかっておりました。

 

トレ内容★2~3時間ウォーキング・持ち物は万一のために小銭

コース①山崎川上流

川沿いにダンケイ橋まで歩く予定が、寄り道で川原神社へ。

出店で「美人になるよ」の一声でまんまとひっかかりシジミ購入。厚手タイツを店先にリアルにつるして売っていたおっちゃんが、「横に縫い目がないから、コレすごいよ(いや普通でしょう)」と謎の営業トーク、まさかの買いそうになったM子さん。

 

コース②本山の名古屋大仏&お稲荷

本山でチャリ集合。大仏は絵の具緑、眼と口がゴールド。地球の景色から完全に浮き立ったその色合いが、非常に存在感がありナイスです。もっと宣伝せねば!名古屋にきたら一度は行くべし!ぬり立て緑の10M大仏、だんだん落ち着いた色合いになり普通になってしまうと思われますのでお早めに。かくれた見所は、その後姿。背後のマンションはまん前にお背中が見えるはず。ありがたいですね(夜はこわいですね)。お稲荷さんは、名前は忘れましたがよく行きます。春はいろんな花で美しいです。こちらもぜひ。帰り道はいろんなお店を通りました。10000歩は軽く行きますよ。

 

コース③蝮ヶ池神社

神社集合。日泰寺、給水塔等を散策しながら、うっかりセントラルガーデンの高級パン屋「メゾン・カイザー」へ。こともあろうかモーニング終了5分前に間に合ってしまい、仕方がなくモーニングを注文。若干1時間半ほど休憩。上機嫌で帰宅。

 

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2011年

3月

18日

子どもの心を落ち着かせるCD

震災で、心を痛めているお子様たちもたくさんいることと思います。

 

小さい子におススメのCDがあります。

我が家では、子どもが赤ちゃんのときに教えてもらってから、もう5年ほど寝る前にかけ続けているものです。「おやすみなさいのチャイム」になっています。

 

神山純一さんの、水のしたたる音でメロディを奏でる「水の音楽」。

 

もちろん、オトナにもとても心から気持ちのいいものです。

私は、大好きだった祖母が亡くなったとき、悲しくて大なきしていましたが、しばらくこのCDが手放せませんでした。

 

あと、絵本では

「忘れられないおくりもの」スーザン=バーレイ、評論社

「100万回生きたねこ」さのようこ、講談社

 

この二冊、命がテーマの話ですが、明るい本を読むよりも支えになりました。

 

 

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2011年

2月

02日

オトナも進化

三学期はほぼ毎日、小学校の公演が続いています。口コミで広げていただき、ありがとうございます。

たくさんの子どもたちや先生方と素敵な絵本の世界が楽しめて、本当に幸せな時間をすごさせていただいております。

 

あっという間にもう2月。どちらの学校でも年に一度の公演で伺うので、毎回全力投球なのですが、「昨年よりかなりパワーアップしましたね」とお褒めいただき、ますます勢いづいております。

 

そう、大人だって誉められると上達するんです。

 

しかも毎日公演が続くと、「毎日、ありったけの心を込めて、集中し、ていねいに絵本を朗読する」ことになるわけで、理想的なトレーニングを続けている状態にあります。

 

今の状態は、

テーマ「子どもたちに絵本の素敵な世界を伝えたい、という目標を持つ」

→「すごくたのしかった」と誉められる

→仲間と同じ目標をもつ・毎回心をこめる・集中する

→早い上達につながる

 

という流れが美しく、整っています。

年齢は関係なく、進化することはできる!!と心から感じております。

問題は、忘れる&元に戻るスピードが年々早まっているような……

 

頭の中身を整理しつつ、体のメンテナンスも怠らずに、体力をつけて3学期も進化していきたいと思いまーす。

 

 

 

 

 

 

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2010年

12月

15日

少ない言葉でココロを伝える

言葉のチカラ。

少ない言葉ほど、ピンポイントで力強く感じます。

 

絵本で言えば「文字の少ない絵本」。

すごいところは、「伝えたいことがちゅっと絞ってある」こと。

 

私たちのお話会では、文字のすくない絵本を紹介するときは、数少ない文字からいろいろ想像して、音を足したり、伝えたい気持ちをこめて朗読したり、工夫をします。

そういった読み手の感情をはさむ余裕があるのが、言葉のすくない文章。

「ここからは、あなたの世界で想像してください」という、作者のひろいフトコロを感じます。

 

「雨ニモマケズ」。

たったこれだけの言葉の中にも、読む人によって感じるものはさまざまですよね。あなただけのストーリー、ぜひ想像してみてください。いろんな角度から考えると、本当におもしろい文章です。

 

昔、情報出版社に勤めていたのですが、入社の筆記試験で忘れられないのが出題問題。B4サイズに2問「CDから連想することを書きなさい」「たわしから連想する使い道を書きなさい」。筆記試験が芳しくなかったので、B4一面びっしり、一生懸命連想ゲームで埋めました。その迫力のおかげか働かせていただけることになったのですが、そんな問題を出した会社の心意気がすっかり気に入りました。入社してみたら、この質問のように自分の力で道をひらいていかなければならない、常にテーマの大雑把な中から仕事を探していく仕事でした。筆記試験で会社の求めているものが伝わる。おもしろいですね。

 

今日の小学校公演で紹介したお話で、「少ない言葉でココロが伝わるお勧め作品」ベスト3は、宮澤賢治「雨ニモマケズ」、あまんきみこ「ちいちゃんのかげおくり」、スーザンバーレイ「忘れられないおくりもの」です。

 

 

 

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