絵本のウラ話

絵本をたくさん読んでいると、すごい発見があったりします。

①「モチモチの木」

私が使っている版は、主人がコドモの頃に買ってもらった本。だから30年以上古いもの。ここにでてくる「シモツキ三日」、ああ11月3日か。と思っていたら、大型絵本を朗読している人が「シモツキ二十日」と読むので、「そこちがうよ」と指摘したら、なんとホントに二十日になってる~うそお!しかもメインの美しいイラストの、とても重要な月の形が、私の本は三日月なのに大型は丸に近い形!!えええ~!絵まで違う!ナニこれ~。

解説を読んだら、初版を読んだ読者の方から、月の満ち欠けでその時期にこの月の形にはならない、と指摘されたため、作者の先生方が修正されたそうです。理科を習う子どもたちのために、一度出版した作品を修正する勇気。いろいろきっと悩み迷われたことと思いますが、子どもたちのことを考え修正されたこと、本当にコドモが好きな方たちだったんだな、とさらにこの作品が好きになりました。

②「ごんぎつね」

「へいじゅう」と書かれている本と、「ひょうじゅう」と書かれている本があります。いろいろ調べて教科書が「ひょうじゅう」を採用しているので、私たちは「ひょうじゅう」で統一していますが、どちらにしても珍しい名前。

③「ねずみくんのチョッキ」

さいたまの仲間が、公演DVDを送ってくれたので見ていたら、ん?私の本に書いてないセリフがはいってる!!原本にないセリフは、基本的には勝手に入れないルールにしているので、ちょっと怒って「書いてない言葉、いれないでよお~」と文句をいったら、「それがさあ、書いてあるんだって」うそお~!確認したら、このシリーズも作者の意向で版によってセリフが増えていたりするそうです。さいたまのみなさん、怒ってゴメンネ~

 

……以上、作者の先生方のこだわりは様々です。

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コメント: 1
  • #1

    John (日曜日, 22 7月 2012 23:55)

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